月別アーカイブ: 2016年1月

【情報提供】㈱日本総合研究所が「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2016」のエントリー募集をしています

【経済産業省からの情報提供】

我が国は、戦後からの国民皆保険制度や健診システムなどの世界に誇るべき制度の下で、世界に冠たる健康長寿国となりました。今後、世界的に需要が拡大するヘルスケア領域において、我が国から、次世代を担う事業者の発掘・育成等を図るため、新たなビジネス創造にチャレンジする企業を応援するプログラムを実施します。

なお、本プログラムにおいては、国内外におけるヘルスケアにかかる各種イベント・プログラムと広く連携し、ヘルスケア領域における大きな潮流を生み出していくことを目指します。

■ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2016のテーマ
「動き始めた次世代のヘルスケア産業」
・既にヘルスケア分野において新規事業の立ち上がりが動きつつあること
・その中でも、国家課題を解決する明るい未来を担う事業者が存在すること

コンテストの詳細、応募要項はこちらをご覧ください。
www.jri.co.jp/page.jsp?id=27862

第2回医療・介護機関との連携WGの開催結果(12月18日)

第2回医療・介護機関との連携WGを12月18日に北海道経済産業局第1会儀室で開催しました。
第1回WGでは、医療・介護機関と連携したビジネスについて、メンバーが考える顧客は誰か?提供できるサービスにはどのようなものがあるか?を中心に意見交換を行いました。
意見交換では、施設のサービス向上、業務効率化や地域包括ケアを推進するサービスに関する内容が多くみられました。

第1回医療・介護機関連携WGの結果

第2回目は、1回目を踏まえ、「施設のサービス向上、業務効率化」の観点から、施設での患者や利用者の待ち時間や待つことのストレスの解消を図るサービスのあり方について検討しました。
開催に当たっては、医療機関側のメンバーから課題提起してもらい、パネルディスカッションで論点整理しました。その後、3つのグループに分かれて具体的な方策について検討しました。
待ち時間の短縮方策については、電子カルテとの連動、業務工程の分析、受診ルートの明示化等の観点から検討がなされ、その中で、待ち時間短縮には制約条件が多いことも明らかになりました。
待ち時間のストレス解消については、ムダな時間と捉えられ勝ちな待ち時間を“いかに有意義に、あるいは、楽しく過ごしてもらうか”という発想から様々な課題解決のアイデアが生まれました。

【課題解決のアイデア例】
<施設内で待ち時間を有効に快適にするために>
○待ち時間を楽しめる、活かせるような施設内の環境の整備(ゆったりできるスペース、WiFi環境等)
○時間待ちの患者や付き添いの人が楽しめる、ビジネスを行う民間事業者に施設内の遊休スペースを提供

<施設外で待ち時間を有効に過ごすために>
○モバイルの活用等による施設外で自由に待つことができるシステム
○モバイルやテレビの活用などにより家に居ながらにして待ち時間がわかるシステム
○病院間連携による各病院の待ち時間の状況が一覧でわかるシステム

次回は、「地域包括ケアを推進するサービス」の観点から、音声入力技術の活用による訪問看護・介護分野における業務効率化をテーマとした検討を行い、次年度以降に実証が必要な内容の具体化を図っていきます。

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ヘルスケアビジネス探訪記 in Malaysia

北海道ヘルスケア産業振興協議会会員の皆さま、初めまして。熊谷健志と申します。

去る1月まで介護新聞さんに投稿させていただいておりましたので、ご存知の方もおられるかもしれませんが、私は現在、職場を休業し、マレーシアにて大学院に通う傍ら、フィールドワークとしてマレーシアにおけるヘルスケアビジネスの現状および日本の同ビジネスの海外展開の可能性について調査などを行っております。この度、貴会から引き続き本件に関する情報発信をさせていただく機会に恵まれました。私見を含む拙文ではございますが、どうかお許しいただければと存じます。

ひとえにヘルスケアビジネスと言っても非常に幅が広いものがあります。最先端の医療機器によるサービス提供から、もっと身近に健康に役立ちそうな活動に至るまで、私も自身が考察すべき対象が厳格に掴みきれている訳ではありません。ただどんな階層であってもニーズを調査し、市場の分析を的確に行えば、ニーズも見極めることが出来るのではないかというのが現在の感想です。

一般にヘルスケアビジネスというと、とかく高度先端医療などのハイテクや、介護施設誘致などのインフラ輸出に目が向かいがちかもしれませんが、もっと身近なところにもいろいろなチャンスはあると思います。

例えばヘルスケアビジネスを広義に解釈するならば、高齢者層をターゲットにした介護予防の健康活動やサークル活動の一環であっても、定型化したビジネスモデルを構築できるかもしれません。

1)現地の老人クラブ(Senior Citizens Club Subang Jaya)見学からみえたヒント

マレーシアの老人クラブでは入会資格は50歳以上だそうです。このことは同国の定年が60歳であることを考えてもかなり若いと言えるでしょう。それだけに皆さんとてもお元気です。私が見学した施設では最高齢の方でもまだ82歳でした。マレーシアは日本よりも高齢化は進展していないこともあり、同国の老人クラブ国民会議(National Council of Senior Citizens Organizations Malaysia)への参加団体もまだ全国で40程しかありません。各老人クラブでは、日本と同じようにさまざまなサークル活動(ヨガやダンス,工芸,中国語講座など)が開催されているのですが、圧倒的な需要過多につき、現在は入会制限を行っているとのことでした。

既に日本人の可処分所得の半分近くまで追い上げてきたマレーシアですが、急速な経済発展の一方でバリアフリーの街づくりはもちろん、こうした高齢者へのソフト面での充実は現状では全くの後手に回っています。現地では日中はとても暑いので高齢者が屋外を出歩くことはほとんど不可能です。都市化率は日本よりも高く、巨大なショッピングモールはいくつもありますが、果たしてそうした施設への往来だけで、老後の精神的な満足度を担えるか甚だ疑問です。余談かもしれませんが、先日、日本でも時折見かけるように、こちらでも高周波の健康チェアを無料体験できるセミナーに列をなして高齢者が並んでいる姿を目撃しました。統計データとして表には出てきませんが、この国には数多くの「生きがいや、やりたいことの見つからない」高齢者が居場所もなく、あるいは心身の健康に不安を抱えながら、自宅で過ごしていることだろうと考えてしまいました。

こちらには日本のように温泉に入る文化はありませんが、カラオケや弁当は一般的になってきています。マレーシアでは、医療観光や海外高齢者の長期滞在ビザ制度の実績においては既に世界のトップクラスと言えますが、政府レベルでは高齢者のQOL向上のための議論はまだ緒に就いたばかりです。夫婦の共働きが一般化しているこの国において、高齢者のための安価で気軽に集えるミニデイサービスや宅配サービスのようなものは、きちんとニーズ調査をしてみる価値は十分あるだろうと感じました。

01-建物外観 02-インタビュー風景 03-手芸品を披露 04-クラブ会員集合写真

 (2)JETROクアラルンプール事務所からみえた現状と展望

企業などが海外進出を検討する際に現地で情報提供などのお手伝いをしてくださる機関に、JETRO(日本貿易振興機構)がありますが、JETROクアラルンプール事務所・シニア・アドバイザーの田中恒雄さんのお話によると、同事務所には年間、約400件の照会(うち一般企業から7割、自治体から2割)があり、近年は「クール・ジャパン」の海外戦略もあり、サービス業からの問い合わせが特に増えているそうです。残念ながら現時点ではヘルスケアビジネス関連の照会は少ないようですが、同事務所ではいち早くマレーシアにおける当該分野の将来性に着目し、こちらにあるようなレポート(クリック)を上梓されており、今後はこうした企業からの当該分野に係る照会も増えるかもしれないと思います。

01-JETRO事務所の入るビル 02-田中恒雄さん 03-事務所内の様子

第2回食WGの開催結果(12月3日開催)

第2回食WGを12月3日に弊社にて開催しました。
第1回目のWGでは食に係るヘルスケアビジネスについて、メンバーが考える顧客は誰か?顧客ニーズは何か?を中心に行った意見交換を行いました。

第1回食WG結果

第2回目は、1回目の結果を踏まえ、以下のテーマについてメンバーからプレゼンテーションいただき、その内容をブラッシュアップする形でワークショップを開催しました。

【テーマ1】 高齢者や子ども等の「孤食」解決モデル
 〇提案者1 飲食店と地域NPOが連携した孤食解決モデル
 〇提案者2 道内の飲食店とタイアップし子育てママ向けのバランス食提供モデル
 
【テーマ2】 働く人たちの食生活改善モデル
 〇提案者3 飲食店等との連携によるスマホアプリを活用した食改善モデル
 〇提案者4 健保などを対象としたデリバリー方式による健康食の提供モデル
 〇提案者5 生活習慣病予防等に向けた食改善指導・運動の場の提供などトータルサポート
 〇提案者6 医師・管理栄養士による監修メニューの提供モデル

【テーマ3】 退院患者等の食生活改善モデル
 〇医療関係者(馬場リーダー)からの情報提供

発表いただいたモデルを参考としながら、次回以降ではモデルプランを構築し、さらなるブラッシュアップと、次年度以降に実証すべき内容やプレイヤーの具体化を図っていきます。

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